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ゆかひな農家さん

Author:ゆかひな農家さん
こんぬつわ。
ゆかひな農家たつだす。タイトルはフザけているけれど、本気で農業を考えておりますだ。
「日本の農業をどげんかせんといかんゼヨ!」(あ、方言メチャクチャや)

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高知型「集落営農」って何だ?

平成22年3月に策定された「高知県産業振興計画ver。2」が手に入った。基本的には県も市もこれに沿って政策の展開をやっているらしい。その内容を友人の農家で以下のように再確認した。

昨日四万十市板の川の高校時代の友人宅を訪問してきた。彼の家は農家であり農協の構成員でもあるそうな。しかし稲作は他人に任せて作ってもらっていると言う。その彼から先日「集落農営」の打ち合わせがあったと聞いた。

四万十市の農林課が来て説明が有り、それに対して各戸でどう考えるか、先ずはアンケートを出して意見集約をすることになっているという。高齢化と農業の担い手不足が予測される中で、先ず集落全体で情報を共有して、協調して取り組む風土を作らなければならない。そのモデル集落を今年度中に県下に10ヶ所作って、それを広げて行こうというのが見えてくる。

早い話が農業経営を各農家に任しておけない事態になった訳で、事前に政治として対策しようと言う訳だ。その主な骨格は次のようなものらしい。

1・現状認識・危機感
●就農人口 40,134人(2005年)→30,652人(2015年)
●担い手の高齢化 54%(2005年)→66%(2015年)
これは65歳以上の年齢構成が・・という意味らしい。
これでは10年後の集落はどうなるのか?

2・集落営農組織を作ろう構想
中山間直接支払制度(この内容は知らない)が地域内に2025集落があるも直接支払要件を満たす集落は1029集落しかない。各集落がよく話し合って、集落営農の組織を作れ・・という。

狙い
①・機械の共同利用
②・農地の利用調整・集積
③・農地の有効利用と維持管理・・・耕作放棄地を作らない。
④・農作業の受委託制度の拡大
⑤・多様な担い手の確保
最終的にコストの削減を目的とするが、しかしこれだけでは生き残れない。

3・農業生産法人化
法人化して園芸品目の産地化に取り組み、所得(売上)アップを狙うという。そしてモデル集落として以下の事例をあげている。しかも21年までの成果として。そして農業法人化するには農協が資金を出して作るという。

○お米のブランド化による有利販売
      「土佐天空郷」(吉延集落・本山町)
○露地野菜等の栽培推進うう
 ・ユズ90a(久府付集落・北川村)
 ・ブロッコリー70a(西後入集落・香美市)
 ・さといも40a(影野集落・四万十町)
 ・ブロッコリー70a(下川口郷・土佐清水市)
 など

○農業用施設・機械整備
 ・コンバイン・乾燥機など(谷相集落・香美市)
 ・倉庫・乾燥機等(上東地区・いの町)
 など

4・最終的な狙い
集落農営で新しいミニ農協を作って、そこに園芸生産地を作り上げて、園芸連経由で県外に出荷する出来高をアップさせ、農家の所得を増やそう・・という仕組みを作ることにありそうである。かっては900億円もあった園芸連の扱い高も600億円にまで落ち込んでおり、当面650億円にアップさせるという記載もあった。

しかしこうした系統出荷では農家の採算が合わないので、産直で大型店舗に直接販売するケースが増大している。
また地方の青果市場に出荷する農家もあるなかで、県の計画では農家の直接販売も促進させるという。
しかし、農協の資金が投入された集落農営の舵取りは農協が行うであろうから、系統出荷との調整をどうするのかという問題が残る。

■問題点として感じる点
1・政策全体が「上から目線」でできていないか?

2・JA(農協)が中核的役割をになっているが、農協は本当に農民の味方か?つまり県として農協の本質が判っているのか?ここが心配である。

3・役人が自分の成果を報告しやすいような事例が、すでに成果として書かれているが、この政策で高知県の農業の危機的状況を救えるのか?

4・この政策では既に過疎地域になっていて人口が激減している地域には、どのように対応するのか見えない。

こうした農村部の問題点は、地元の農家ほど深刻に受け止めているはずで、ただ情報が少ないのでどうすべきか?という視点においては賢者のアドバイスを必要とするかもしれないが気の利いた集落では既に取り組んできたはず。それをあたかも自分達の政策の成果として報告するのは如何なものか?

補助金の予算が有るにもかかわらず宿毛市や大月市、四万十町、江川崎地区からはどしどし要求書が上がってくるが、四万十市からは何も案件が出て来ないという不快な話を聞いた。四万十市のお役人達も頭を冷やして取り組んでもらいたいものである。

農業問題は実に多面的で問題山積であるが、いずれにしても有機村構想を進めて、県外からの就農者を受け入れしたいものである。人口が増える手はこれ以外にないのではないかと思うが如何?(寺尾)

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◆ コメント ◆

「いつも」


更新ありがとうございます。

フットワークが軽いですし、情報量がすごいですね。

集落営農についての、市の意見も聞いてみたいですね。


「Re: いつも」


> 更新ありがとうございます。
>
> フットワークが軽いですし、情報量がすごいですね。

いつも暇ですから・・(笑)>

> 集落営農についての、市の意見も聞いてみたいですね。

先日云いましたようにのう農林課長を囲む会をやるべきです。

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